☆本当の自立とは☆

こんにちは。だんだんと秋の色が濃くなってきましたね。柳谷です。

先日、仕事帰りの道で久しく会っていなかった友人にばったり会いました。

その友人は、目が見えません。白杖をついて歩いていました。
後ろから私が声をかけると、すぐに声で分かってくれました。

彼女はいつも笑顔でニコニコしていて、その日もいつもと変わらない笑顔で話してくれました。

今何をしているのか、どこに住んでいるのか、など聞くとなんと「整体の仕事をしながら一人暮らしを始めた」と言うではありませんか。さらに「毎日電車で通っていて、料理もしている」とも。
私はびっくりしました。

「目が見えないから、親元にいるに決まっている。親にご飯を作ってもらっているに決まっている。仕事をしていても、近くに決まっている」などと思っていたわけではありませんが、彼女の言葉を聞いてとても驚いてしまい、私はそのような「そうに決まっている」という固定観念があったことに気づかされました。

私は親元に住んでいて、かなり甘えてしまっています。
彼女に比べたら私の自立なんて、なんて甘いものなんでしょうか・・・つかれた顔

「親御さんは心配してないの?」と聞いたら「とても心配しているけど、私が言い出したら聞かないのもわかってるから応援してくれてるよ」とのこと。
今の私のこちらでの職場の話をすると、「うちの親も色々と財産の事とかこれからの事に悩んでいるところだよ~、私の他に兄弟もいるから。先生に相談しようかな」と笑っていました。

「色々またお願いすることもあるかもしれないけど、よろしくね。」と言って彼女は素敵な笑顔で白杖をつきながら去っていきました。

私は自分の日々の甘さに少し恥じました。
彼女のように強く毎日を生きていかなくてはならないな、と痛感した日でした。

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