◇新型コロナウイルスの影響と役員任期◇
まだまだ新型コロナウイルスの話でいっぱいな毎日ですね
ただ、関西は新規の感染者もほぼ出ていないようで、人や車も元に戻ってきているように思います
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、今年は祇園祭もないとのこと。。
いつもなら聴こえてくるお囃子の鉦(かね)の音がないと、やっぱりさみしいです
私たちの生活も、これまで当たり前だったことが変わってきている気がします
お仕事に関係する身近なところでいうと、会社の役員任期について心配されている方も多くいらっしゃるようです。
現在、新型コロナウイルス感染症に関連して、定款で定めた時期に定時株主総会を開催することができない状況が生じた場合について、法務省より回答が出ています。
Q.改選期にある役員(任期の末日が定時株主総会の終結の時までとされている取締役、会計参与及び監査役)及び会計監査人の任期はどうなるか?
A.今般の新型コロナウイルス感染症に関連し、定款で定めた時期に定時株主総会を開催することができない状況が生じた場合には、その状況が解消された後、合理的な期間内に定時株主総会を開催すれば足りるものと考えられます。
そのような場合には、改選期にある役員(任期の末日が定時株主総会の終結の時までとされている取締役、会計参与及び監査役)及び会計監査人の任期については、定時株主総会を開催することができない状況が解消された後合理的な期間内に開催された定時株主総会の終結の時までとなるものと考えられます。
つまり、例えば、「毎年4月1日から翌年3月末日までを事業年度とし,定時株主総会は毎事業年度末日の翌日から3か月以内に招集される株式会社」の場合、当初予定していた時期(6月末)に定時株主総会を開催することができず、令和2年7月20日に開催した場合は、当該定時株主総会において再任した役員についてする役員の変更の登記の登記原因は、「令和2年7月20日重任」でOKですよ、ということだそうです
ちなみに・・
「合理的」っていうのもなんだか曖昧な感じがしますが・・、意味としては、「合理的な 筋道立てて考えた際に、理に適っているさま」だそうです..
みなさん大変なときなので常識の範囲内なら大丈夫ですよ、ということですね
3月末決算の会社も多いので、5月~6月に開催する定時株主総会への対応について、心配されている会社も多いかと思いますが、通常の開催時期に定時株主総会が開けないからといって不安になられなくても大丈夫だと思います
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