◎生前対策セミナー講師をしました!◎
先日、いつもセミナー講師をなさっているライフプランナーの方からご依頼を受けて、外部講師として、元気なお年寄り向けの生前対策セミナーをさせて頂きました。
約1ケ月前に依頼を受けて、どういうお話にしようかと思案して、全く一から考えたものでしたから、どんな反応があるのか、自分自身としても、その日を迎えるのが、楽しみな経験でした。そして、20年以上司法書士としてやってきて、一番伝えたいことをまとめた1時間半みっちりお話させて頂きました。
内容としては、『今、何をしなければならない?いろいろある生前対策!!!(死後事務委任契約にクローズアップ)』と題したもので、様々な相続の現場に立ち合い、どういうケースで揉める相続や面倒な相続になるかを紹介した上で、どんなそのトラブル回避方法があるのかをお話させて頂きました。
ただ、対策だけではなく、司法書士が行うものとして、絶対お伝えしたかった、相続登記の重要性についても触れさせていただきました。
以前は、遺言があったら、その取得した権利を登記なしで主張できていたのですが、現在は、法定相続分以上については、登記がないと、相続人に対しても、主張できなくなるので、相続登記は早めにしなければならないということも強調させて頂きました。
滅多に引き受けることがないので、講師はなかなか慣れませんが、今回の参加者様の質問攻めには、正直驚かされました。
すごい熱意もって、当方の話をお聞き下さり、忙しい中、頑張って準備したかいがありました。セミナー後のアンケートでも、家族信託などの制度については、まだまだお聞きになられていない情報だったようで、すごい反応が良く驚きました。
これにより、生前対策の必要性を感じてもらって、一人でも多くの方に、トラブル回避を現実化してほしいと思いました。
相続で揉めそうなケースや将来、面倒な手続きが必要になるケースは一目瞭然です。
そのことを知っていながら、何の対策を取らないことは、ケアレスミスであり、非常に勿体ないことです。注意不足で気づいたときには、もう遅いというケアレス相続を可能な限り回避し、当然のように対策を講じるケアフル相続を実現するための気づきを専門家として、情報を発信することも大事だと思いますので、また、機会があれば、そういうお話をしていきたいと思いました。
相続をちょっとシンプルに 気づきをうながすためのケアフル相続入門 [ 上村拓郎 ]
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