◎偽造証明書の恐怖◎

いよいよ京都でも、コンビニ発行の印鑑証明書が始まる方向のようです。
我々の業務では、また一つ確認する事項が増えることになります。

それは、コンビニで発行されたものが、本物かどうかということです。

市役所発行のものであれば、用紙が特殊で透かしなど本物か偽物か、質感などで分かりやすいでしょうが、コンビニ発行のものとなると、コピー用紙にカラーコピーしたものなので、本物かどうかは、赤外線カメラで照合しないと分からないことになります。
現に、もう既に始まっている自治体居住の売主さんが、コンビニ発行のものをご持参されるケースも増えてまいりました。そのたびに、照合の為の手間をかけないといけないわけです。

我々司法書士の号令で、お金が動く決済となるわけですので、その手間なしにGOサインは出せません。

これが、京都市でも始まるとなると、常に赤外線カメラ持参にて不動産取引の現場に行かないといけなくなってしまいます。

書類の偽造もそうですが、本人確認資料たとえば免許証、在留証明書の偽造も横行しているようです。

危険と隣合わせの仕事だなって思います。

その為に、証明書偽造の見破り方の研修を先日受けました。

免許証は裏から光を当てるとICチップが透けて見えるが運転経歴書にはないであるとか、運転免許証の番号の意味(どこで初めて取得したか、その年は、交付の回数など)、在留カードは必ずアルファベット表示であること、特別永住者証明書に漢字表記だけはないとか、住基カードを返納して個人番号カードが発行されていることが原則の為、2つ持っていることはないだとか、最低限の知識は研鑽にて習得しておきたいです。

これが、もちろん自分自身の資格を守ることでもありますし、依頼者様の権利を保全することに繋がるのです。

大変な仕事だなってつくづく思いますが、それを実現し続けたいと思います!!!

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