■要介護認定 申請の流れ■
こんにちは。金岡です。
大変遅ればせながらではありますが、本年もどうぞ宜しくお願い致します!
私はここ近年、身近な人の認知症や介護について考える機会が多くあります。
これは誰にでも訪れる事。きっと他人事ではありません。
少子高齢化や平均寿命の延伸などの影響を受け、介護を必要とする人が年々増加しているのは明らかですね。
また、要介護4.5など介護度の重い人よりも、軽度の人の増加率が高い傾向にあるそうです。
私もあまり深く知識はありませんが、要介護認定の申請について、私の祖母が要介護認定を受けた時の体験をもとに、少しでも皆様のお役に立てればと思います。
【要介護認定申請の流れ】
①日常生活の手助けが必要になったり、心配事は増えたら【要介護認定】を申請する。※必ずしも介護が必要になってからしなくてはならないものではありません。
※要介護認定を申請しても『要介護』と認定されない事もり、調査によっては『要支援』や非該当となる場合もあります。
◎市区町村の介護保険担当の窓口で申請を行う。
<必要なもの>
・申請書(市区町村の窓口またはホームページからダウンロードする)
・介護保険被保険者証(65歳以上)
・健康保険被保険者証(64歳以下)
・印鑑(本人以外が申請を行う場合)
・マイナンバーカード(または通知書)
・身分証明書(顔写真付きのもの)
・かかりつけ医の診察券など(主治医の情報が確認できるもの)
※市区町村により、異なる場合がありますので、ホームページでご確認ください。
②市区町村の職員や、ケアマネージャーによる認定調査が行われる。
※なるべくご家族が同席し、日常の些細な事でも記録しておき、正しく情報を伝える事をお勧めします。
③主治医の意見書の作成が行われる
※市区町村から直接主治医に依頼するので、特に申請者がする事は何もありません。
④要介護度の認定通知が通知される
【要介護度の目安】
- 要支援1 日常生活の中で一部の見守りや支援が必要
- 要支援2 日常生活の中で一部に介助を要するが改善する可能性が高い
- 要介護1 日常生活の中の一部に毎日介助が必要
- 要介護2 歩行と日常生活の中の一部に毎日介助が必要。また認知症の症状がみられる方も対象
- 要介護3 自立歩行が困難で杖や歩行器、車いすを使用で全面的な介助が毎日必要
- 要介護4 移動に車いすが必要で全面的に介護を行う必要があるが会話が行える
- 要介護5 ほとんど寝たきりの状態で常時介護が必要であり意思の伝達が困難
要介護認定を受けたからといって、すぐに介護保険サービスを受ける事ができるわけではなく、サービスを利用する為には『ケアプラン』を作成する必要があります。そのプランに基づき、介護利用サービス事業所と契約をし、介護保険サービスの利用を開始する事ができます。
私自身、介護認定を受けたらすぐに介護サービスを受ける事が出来ると思っていましたし、デイサービス等も紹介して頂けるものと勝手に思い込んでいました。
実際は、区役所で頂いた事業者の冊子の中から祖母に合う事業者を自分で探し、契約をしなければなければなりません。
何が祖母に合っていて、何に注意して探せば良いのか全く分からずにとても悩みました。。。
お困りの時は、お住まいの地域包括支援センターへご相談してみると、とても親身に対応して頂けました!
(地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。)
また、皆様に些細な事でも情報をお届けできますよう、日常にあった事をしっかり記録に残して発信致します!
最後まで読んで頂き、有難うございました。
寒い日が続いていますが、皆様体調にはお気を付けください。
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