◎所有権不明土地解消への相続登記義務化◎

◎所有権不明土地解消への相続登記義務化◎

昨日の新聞に、所有者不明土地の解消に向けた政府の対策案が掲載されておりました。

これは、我々の業務に直結する注目するニュースでございます。

相続登記の義務化は、とても結構な制度であるとは思います。
しかし、都市部と山間部で相続登記の必要性も当然違います。

山間部がなぜ、所有者不明土地が多いのかは、利用価値がなく、管理に手間がかかるだけで買い手もいないという点です。
相続登記をしようとしたら、登記費用も掛かってしまうし、放っておこうというのが、所有者不明土地が増え続けている理由だと思います。

そこで、所有権の放棄という制度も検討されるとのことですが、では、だれがそれを管理していくのか、一筋縄ではいかない問題です。

ただ、その土地が誰のものかを把握することは、将来のこと、災害が起きた時のことを考えると明確にすべきなのは明らかなので、我々の出来ることとしては、相続が発生したら、早い段階で、相続登記をしないと、余計に手間と費用も掛かってしまうことを注意喚起し、手続きを薦めることだと思います。早期発見、早期治療ですね!

義務化をしたときの罰則規定がどのようになるのか注目です。

会社法の決算公告義務のように、形骸化される義務規定でないことを期待します。
ある程度、政府の国策としての費用負担(登録免許税の軽減、免除など)がないと実効性がないように思います。

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