◎小為替◎

相続登記など戸籍や住民票が必要な場合、遠方の役所にて戸籍を手配する必要が生じた時、小為替、返信用封筒をつけて、郵送にて請求をします。
おつりは、役所より、小為替にて返送されるという形態でやっておりました。

しかし、郵政民営化に伴い、数年前から小為替の発行手数料が10円から定額小為替証書1枚につき 100円(全金種共通)に変更されております。

そのため、50円の小為替を購入するのに100円かかるという状態が発生しております。

先日、所有権登記名義人表示変更いわゆる所有者の住所変更登記を申請するのに、遠方の市役所に住民票を職務上請求書にて手配しました。

その際、事務所にあった発行から6ヶ月経過していない500円小為替を送ったところ、その場所の住民票は1通300円の自治体であったため、200円のおつりが発生することになります。当然、小為替にておつりがあるかと思っていたところ、電話があり、「小為替を買うのに100円かかるので、ぴったりの金額で、送りなおしてくれ」とのこと。
そうなると、小為替発行手数料100円と普通郵便で送ったとしても80の郵送代で、最低実費が180円かかるし、郵送に要する時間がまた更にかかってしまう。
そこで、「おつりは放棄します。」と申し上げると処理が出来ないので勘弁してくれとのこと。確かにそうだろうな、なにかいい方法ないかなと考えていると、その役所の方が、500円の小為替を換金して、切手にて返却するのでどうかとの提案があり即了承しました。
たまたま、いい方だったので、そういう処理ができただけだろうと思います。

手数料があがってからも、おつりについて気にしていなかったのだが、今までが、在庫があった自治体だったのだろう。急ぎの案件の際は、特に、気をつけなければならない。